- この一曲ぜひ聴いてみて! -思わず引き込まれる素晴らしいアドリブ... そんな一曲を聴いて欲しいと私の思い込みで選んでみました。なにせ数あるジャズの名演、熱演の中から6曲というのは無理がありますが、まずは聴いてみてください。アルバムとしても素晴らしい作品ばかりです。 |
Star Dust |
Waltzing Is Hip |
Fast Track |
バイブの名手ライオネル・ハンプトンの素晴らしいアドリブです。時は1947年の8月にカリフォルニアで行われたジャズフェスティバル。ライオネル38才の演奏です。スターダストといえばシャボン玉ホリデーを思い浮かべてしまう私ですが、スラム・スチュワートの訥々としたベースラインに乗せてのサックスのソロも見事なものです。ベース、ピアノ、ギターと短いソロが続いていよいよライオネルの登場。次第にダイナミックに熱く展開していくアドリブと上手い間合いの取り方。聴衆の耳も目も彼の演奏に集中しているのを感じます。60年以上残ってるんだから今更言うことでもないが、歴史に残る名演です。 |
オスカー・ピーターソンの一枚というと真っ先に推薦しちゃうのがこのアルバム。そして一曲目の3拍子ワルツィング・イズ・ヒップが最高にスィングしています。まあピーターソンがスィングしてない演奏なんてないんだけど、これはかなりご機嫌。特に私はドラムやってるせいかボブ・ダーハムのドラミングにも耳が行ってしまうのです。次々と打ち寄せる大津波のようなピーターソンの演奏に真っ向から立ち向かうダーハムのドラムは、豪快で荒々しくうねりを出し、ライブならではの迫力。曲が終わってあなたもふっと気が付くだろうけど、これワルツかな...? |
マイルス復活の雄叫び! |
Transition |
若かりし日 |
Samba Song |
コルトレーンでよく聴くのがバラッド、でも好きなのは実はこれ。エルビン、マッコイ、ギャリソンという強力なリズム隊が怒濤のごとく暴れ回るなか、天空に舞う馬のように吠えるコルトレーン。それは悲鳴のようにも唸り声のようにも聴こえて、まさに裸のコルトレーンが自らをあらわに表現する姿がある。そこには格好良さとか演奏テクニックとかといったものとは無縁な人間のひたむきで純粋な叫びがある。この演奏を聴いて心動かされない人はいないでしょう。今後100年、いや200年も300年先の未来の人の心にも訴えかける叫びがあると私は感じています。そう思っているのは私だけではないでしょ? |
有名盤だけにみなさん知ってると思いますが、外せない一曲かなと思いました。フィル・ウッズがロバート・ケネディを追悼して作った曲。あまりにドラマチックな展開に思わず気恥ずかしくならないわけではないが、胸をかきむしられるような切ない思いになるのも事実だ。実際曲を作り上げたフィル・ウッズの気持ちはこんな感じだったのかもしれないが、ちょっとしたアメリカ映画を見た気分にもなる。元々完璧なフレーズを持つプレイヤーだけに曲も見事なできばえで感動させられる。一度バンドで演奏したことあるが、ウッズのフレーズが耳に残りすぎていて違うアプローチにはなれないです。 |
最近のチック・コリアは太った...若い時は痩せていて神経質そうなところが好きだったんだけどな。私が高校時代にリターン・ツゥ・フォーエバーが大ブレイク。まだまだアコースティックジャズ全盛のジャズ喫茶だけにリクエストしづらかったの覚えてます。このアルバムはそんなチック人気が日本でも一番あったんじゃないかと思われる頃に出た作品。フュージョン、クロスオーバーという言葉も浸透し、アルバムに参加しているドラマーのガッドの人気も最高潮であった。ベースのゴメスも超売れっ子。組んずほぐれつのスーパーテクニックに追い立てられてファレルも健闘してます。 |
*今までのお薦めアルバム* |
これは聴いておきたいピアノトリオ |
夏の終わりに熱いライブを |
リラックスした時間に |
新しめピアノトリオ4枚 |
この時期だから聴きたくなる2枚 |
今時のジャズ6枚 |
私の究極の愛聴盤2枚 |
本場のジャズクラブに行った気分を満喫! |
ビル・エバンスのライブ・アルバム2枚 |